拍米日記

孤高でありたい

モスクワ・サンクトペテルブルク旅行記⑳ サンクトペテルブルク4日目③ 最後の夜に

 旅の最後には名残惜しさを感じるのがいつものこと…のはずだったのだが。この時の我々はあまりにも疲労が先行していて、名残惜しさを感じる余裕が無かった。今となってはとても惜しい時間だったはずなのだけれど。

 

ロシア美術館

  ちょっと脇道に逸れてしまったが、無事到着することができた、サンクトペテルブルクのもう一つの大美術館。エルミタージュのせいで感覚が麻痺しそうになるが、ここも非常に大きな美術館。

 

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ロシアの建物は基本的に大きいのだけれど、その中でも格別に大きい。

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前庭より。向かい左側にはフィルハーモニーの演奏を聴いたコンサートホールがある。

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展示室への階段。元々宮殿だっただけはある豪勢さ。

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疲れていたせいか、こういう写真が沢山残っている。確かに美術ではあるけど…。

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エカチェリーナ2世はそのイメージもあってか、「強い」と感じさせる絵や像が本当に多い。

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こちらもエカチェリーナ2世。彼女に関する美術品が多すぎる。

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上の像の足元には「E」をかたどったエカチェリーナ2世のマークと王冠。

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いくつ作ってるんだよ

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流石にエルミタージュほどではないが、こちらの部屋も見ていて楽しい。
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疲れてたんだなあ…。左の像に至っては近くで休んだこともあり、5~6枚も写真を撮っていた。

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もちろん絵も多数飾られている。
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私が風景画を好むせいで、その写真ばかり残っていた。もう少し他の絵は無いのか…?
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奥行を感じさせる風景画は引き込まれるから好き。
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他の展示品ももちろん多数あったはずなのだが、風景画以外の写真がこれくらいしかなかった。

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視点を変えた絵、というのもなかなか面白い。

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やはり時代順に絵が並ぶので、だんだん印象派の絵が増えてくる。

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どういう場面の絵かは分からないが、どういう意味の絵なのかはなんとなくわかる。

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本当にこんな感じの会場で演説等を行っていたんだろうか…。



 エルミタージュは順路?とでもいうのであろうか、一筆書きで全部屋を回れるような展示になっていなかった一方で、ここロシア美術館はそういった回り方が簡単にできるような展示配置になっていた。そこは大いに評価したい。エルミタージュの中でルートを組むのは本当に大変だったので。*1
 エルミタージュもそうなのだが、もっとゆっくり回れる時間があれば良かったのに、と思ってしまう。とはいえ初回の訪問でかつ時間も十分に無い中では、全部屋を回ることを優先してしまう。次回行く機会があれば、その時は一週間ほど滞在して、のんびり回ることができれば良いな、と思った次第。
 また、これは私個人の問題であるが、美術史・芸術史に関する知識がほとんどない。これは美術館を巡る上ではかなり致命的だと感じた。国内を含め、次回美術館に行く機会を得たら、その前にある程度の予習をしておくべきだなあ、と今更ながら反省している。知識がない私でも、高名な絵は知らずともなんとなく良い絵な気がする、と思えたので、知識があればもっと楽しめただろうに、と考えてしまう。

 さて、この時点で外は夕焼け。サンクトペテルブルク最後の夜。…だからといって特別なことをしたわけではないが。

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この日まで近くに行っていなかったエカチェリーナ2世像。雄大

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この像は夜の方が映える。

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こんな感じの佇まいだと、この街、この国の守り神か何かとすら思えてくる。

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この日飲んだウオッカ。ルースキースタンダードとベルーガ

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この日まで魚料理を食べていなかったのでサーモンの何かを頼んだ。滅茶苦茶美味しかった。

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いい雰囲気のレストランだった。現金足りなかったせいで支払い待ってもらってすまぬ。

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本当にいい街だった。直行便ください。


 この日が最後の観光日、あとは帰るだけ。よく帰るまでが遠足とは言うけれど、海外だと本当に帰るまで油断できないので、この日が最後の日という感じではなかったけれど。

 

 

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*1:なおエルミタージュ内でルートを組んだのは友人である。感謝。