モスクワ・サンクトペテルブルク旅行記③ モスクワ1日目 市街中心部
欧州のような平原の中では、河川交通の要所に都市が形成されるとされているとか。モスクワもその一つで、中心にモスクワ川という川が流れており、このモスクワ川がヴォルガ川へと流れていきます。ヴォルガ川はニジニ=ノブゴロド、サマラ、ヴォルゴグラードといったロシア諸都市を経てカスピ海に注ぎます。この母なるヴォルガ川の長さはヨーロッパの川で一番だとか。
何が言いたいかというと、私がホテルで出した生活排水がヨーロッパロシア各地を巡った後、遠くカスピ海まで届こうとしているんだなあ、って考えると面白いなあって話です。
モスクワ滞在1日目、始まります。
モスクワの基礎データ
モスクワ市は言わずと知れたロシアの首都。ロシアの系譜を遡るとモスクワ大公国にたどり着くことから、古くからロシアの中心地であり続けたことが伺える。
人口:1250万人。東京都より少し少ないくらい。
面積:東京都より少し広いくらい。
つまるところ、ほぼ東京である。
クレムリンとはそもそもロシア語で城塞を意味する語に由来するらしい。色々な街にクレムリンがあるそうだが、モスクワのクレムリンは現在大統領府が中にあるなど、アメリカのホワイトハウスに相当するものとして扱われている。日本語でクレムリンという語が出てきたらほぼ間違いなくモスクワのものを指すと考えていいだろう。
日本に例えるなら江戸城跡、だろうか。
赤の広場はクレムリンの前の広場のこと。ロシア激動の歴史の中で様々な出来事が起こってきた…らしい。今は様々な利用がされているらしく、私もアイスホッケーの試合に使われているのをどこかの映像で見たことがある。私が訪れた時には移動式遊園地が来ていた。
クレムリンは内部の見学も可能。中の教会等も非常に面白いが、何よりも面白かったのが「武器庫」。名前からは想像もできないが、ロマノフ王朝時代の様々な宝飾品、馬車などが展示。写真撮影は不可能だったので、とても素晴らしいものだった、ということだけを記しておく。でもこれだけ贅を尽くしているからあんな最期を迎えるんじゃ…?とも思ったり。
更に武器庫の中に、大量のダイヤモンドを始めとした様々な宝石の展示室もあり、そちらは更に厳重な警備。3cm程度の大きさのダイヤモンド「オルロフ」など、美しい展示が様々。宝石をちゃんと見た記憶が無かった私はなかなかに感動したとか。ダイヤモンドって綺麗なんだなって。
クレムリン内部だけでも十二分に面白いが、私としてはクレムリンに行くなら「武器庫」の見学も是非勧めたい。時間制限があるので少し訪問難度は高いが。
トレチャコフ美術館
ロシアを代表する美術館の一つ、らしい。ロシア美術が大量に展示してあった。はず。正直今回の旅で様々な美術館を巡り過ぎて記憶が薄い。
現代美術を展示した新美術館もあった。が、現代美術を理解するには私の脳は古すぎるらしい。アップデートはよ。
その他写真集
モスクワ滞在1日目に市内中心部を巡った我々は、中心部から40kmほど西の地点に翌日の目的地を定めたのだった。それがこの旅で最も過酷な行程になるだろうと分かった上で。
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